医師の紹介

自然医学で健康に!

米国ワシントン州認定 自然医学医師 スポルディング真理子

はじめまして、私は米国ワシントン州にライセンスを持つ自然医学医師 です。主にPCOS (多嚢胞性卵巣症候群) を始めとする婦人科系の病気、異常、悩み、に関する治療/アドバイスを専門としています。


私は日本で生まれ育ちましたが、30歳の時の渡米をきっかけに私自身がPCOSを持っていることを知りました。そして食事療法と生活習慣の改善で大体のPCOSの症状をコントロールする事ができた経験がきっかけとなり、人生をやり直すつもりで自然医学医師となり1人でも多くの悩める女性の力になろうと決めました。

 

症状の改善には正しい食事方法と生活習慣の見直しも大事ですが、それ以上に重要なのは自分の健康に悪影響を及ぼしている本当のストレスの原因を知る事です。そのためには本来の自分自身と向き合い、『自分は何が好きで何が嫌いで何がどうやって心身にストレスを与えているのか』を知る必要があります。そうすることでPCOSの原因の根源を見つけ、本来の自分に望ましい生活環境の改善や自分に合った食事の選び方と合わせることができます。そして症状や臓器だけを治療するのではなく、その人自身を治療していく事 (Whole person treatment ) PCOSの1番の治療法です。今自分の体に何が起こっているのか、そしてなぜ症状が出ているのかを理解することが治療の第一歩なのです。

 

私のもう一つの活動のフォーカスは近年増加し続ける様々な生活習慣病の予防のために一人ひとりの患者さんや社会に向けて、自然医学の最先端である北米の情報を提供/発信していく事です。一人ひとりが各自の健康マスターになり、自分自身に一番合った方法で心身共の健康を取り戻して維持していけるようにサポートをしていく事が私のゴールです。各人が心身ともに己のベストな状態であれる生活やコミュニティがより良い社会、そして国をつくる根底に不可欠であると信じています。


私は米国ワシントン州のBastyr Universityで自然医学博士号を取得し、ワシントン州の医師ライセンスを取得しました。英語がわからなかった状態から米国の医学部の過程を移民として母国語以外で修了する道のりはとても大変でした。もしあなたが移民としての生活、第二ヶ国語での生活や学業、国際結婚での言葉の壁などの苦労や悩み、ストレスを抱えているなら、ヘルスコーチまたはライフコーチとしても私が何か役に立てるでしょう

自然医学医師になるまで

思春期の頃から始まった重いニキビ(顔、背中、デコルテ)、生理不順と生理痛に悩まされ続け、26歳の時にこぶし程の大きさの卵巣嚢腫が両サイドで見つかり、日本で開腹手術を受けました。腫瘍マーカーが陽性だったことで、「もし癌が見つかった場合には手術中に全摘出することになる」と手術当日に言われ、ショックを受けたまま手術を受けた後に担当医に「癌ではなく成熟奇形腫だった。これの原因は不明だがよく再発することがある。あなたには子宮内膜症も見られから妊娠出産を終えた後に子宮と卵巣を全摘出するという方法を勧める」と淡々と言われたことが、しばらく心のトラウマになりました。

30歳で渡米したに過度のストレスで鬱状態になったと同時に不正出血が始まりニキビ非常に悪化しました。これがきっかけとなり私がPCOSを持っていることを知り、思春期からずっと悩んでいたニキビ、生理の問題、卵巣のう腫全部PCOS の症状の一部であ、ホルモンのバランスの崩れが原因であるということ明らかになりました。


甲状腺や血糖値にも異常があったために服用していた内分泌科からの処方薬の副作用で気分が優れない日が続いた時にふと1年前の日本での健康診断では問題がなかったのに、なぜ1年でこうなったのか、なぜそのことに対して医者が関心を向けなかったのか、が気になりはじめました。ホルモンバランスの崩れはストレスが原因なのではないか、ならば服用薬ではなくて他にカウンセリング等でストレスの原因を治療する方法が正しいのではないか、と考えている時にDr. Tori Hudson執筆の "Women's encyclopedia of natural medicine" という本に出会いました。Dr. Hudsonが自然医学医師であることを知ったことで、アメリカには日本で言う一般的な医師であるメディカルドクターの他にナチュロパシックドクター(自然医学医師)、オスティオパシックドクター、カイロプラクティックドクター等の「医者」いることを知りました。


Dr. Hudsonの本を参考にしてアメリカでの食事生活習慣に気をつけることでPCOSに該当する症状が軽くなりましたが、自分のストレスの原因を知ってそれにどう向き合っていくかを考えはじめたことで人生とPCOSの症状が劇的に好転する体験をしました。英語がわからないまま渡米し、前夫仕事でほとんど家におらず、頼れる人がいないまま日本とあまりにも違う文化の中で自分がどう振る舞ったらいいのか分からず、スーパーに行って話しかけられること怖くて、と毎日恐怖を感じて自分にはできない、自分はダメだ、とフリーズ状態でいることが続きました。この時に自分のストレスと物事をネガティブに捉えてしまう原因に向き合った事によって、出来ないことを怖がるのではなく、出来るようになためにどうしたらいいのか、考え行動ができるようになりました。


コミュニティーカレッジで英語を学び直し、いろんな移民のクラスメートと話しているうちに日本の常識から一度離れて客観的に自分を見つめ直す機会が得られました。このことが更なるきっかけとなり、今までの自分が行ってきた物事への決断方法に良くない影響を与えていた事柄を見つけ出すことができ、本来の自分の意志や、やりたい事についてを考えることが出来るようになりました。

 

日本で卵巣嚢腫と診断されたときにPCOSについて教わらなかったこと、アメリカのメディカルドクターが私のPCOSの原因を探さずに、出ている症状への薬を処方することしかしなかったこと、が自分の中でずっと疑問として残っていました。一度自分で人間の体の仕組みについて勉強をして答えを探してみようと思いコミュニティーカレッジで学びはじめた生物と生理学のクラスとそこで出会った恩師がきっかけとなり、自分自身がナチュロパシックドクターになって、同じような問題で悩んでいる女性の力になりたいと思いました。日本では文系大学出身だったため、コミュニティーカレッジで理系の基礎クラスから英語で学び直して、UCLA Extension Pre-Medical コースを経て米国シアトルのBastyr University の 自然医学医師博士課程に入学し、5年間の医学部の勉強とトレーニングを経て自然医学医師として米国ワシントン州でライセンス認定されました。

Asterとは?

Aster は キク科に属する植物でその花びらの形からギリシャ語で "Aster" (星の花) と呼ばれたことがこの花の名前の由来です。薄紫色の上品な色をしている花で、日本では「紫苑」と呼ばれて昔から親しまれ、「源氏物語」などにも登場しています。日本での花言葉は「追憶」「君を忘れない」、西洋での花言葉は「忍耐」「女性らしさ」「愛の象徴」です。
生まれ育った日本という国文化歴史に対する「追憶の思い」とこれから世界で「日本人女性として愛と忍耐を持って優美に生きていく」という決意を込めて紫苑の花をクリニック名に選びました。

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